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2013年5月3日金曜日

たまには音楽的な話

最近、自分がよく好んでかける曲は基本的には和太鼓なんだと言う事を改めて思う。
もちろん、和太鼓そのものではなくて、トライバルなんだけど。
基本的にはリズムがはっきりしていて、Funkぽいバスドラがきちんと入っていて、さらにタムが入っている方が好きだ。

中学の頃、ちょうどアイドルが流行っていた。松田聖子や中森明菜。
僕は少し生意気なやつだったから「そんなもん聞いていられるか」という気持ちからロックを聞いていた。
ディープパープルやレッドツェッペリン。ビートルズは聞いていたけれど、「やっぱりストーンズでしょ」派だった。

ハードロックを主に聞いていたけど、同じようなへんくつものの友達がJAZZや民族音楽を聴いていた。その影響もあって、ヘビィメタルには行かずに、サザンロックやレイドバックを聞いてたんだ。
オールマンブラザースバンドやマーシャルタッカーバンドはLPも買った。

最初に買ったLPはミーハーでオリビアニュートンジョンのデビュー作だったのに2枚目には既にザ・バンドの南十字星だった。今考えると背伸びしていたに違いない。


ともあれ、そんなかんじで僕の愛読書は中村とうようのニューミュージックマガジンだった。その音楽の好みからして当然だったと思う。
Jガイルズバンドは好きだし、いまだにドゥビー・ブラザースのロングトレインランニンはかけてしまう。

しかし、高校に入るとさらにマニアックになってしまう。これも結局友達の影響でJAZZにはまる。きっかけはウエザーリポートだったのかもしれないけど、よく覚えていない。
気がつけば毎日JAZZ喫茶に入り浸り、月に一度は新宿PITTINの昼の部に生演奏を聴きに行っていた。
オスカーピーターソン、セロニアスモンク、ピアノで一番のお気に入りはキースジャレットのケルンコンサートだ。これは、レコードも買った。ピアノが好きだったが、もう1枚持っているのがチャールスミンガス。もちろん直立猿人だ。


ベーシストで有名というのが僕の気を引いたのだと思う。恐れ多い話だが。
ただし、マイルスはどうにも好きになれずに聞かなかった。なぜだかわからない。

この頃から、民族音楽なども聞くようになっている。おそらく、中村とうようの影響だ。アフリカンドラムが好きでよく聞いていた。歌謡曲やPOPSも抵抗がなくなって行く。つまり、日本の民族音楽としての歌謡曲や演歌という捉え方をして行くのと、いいものはいいということが言えるようになって行った。

しかし、結局この辺りからこだわりがなくなり、あまり突き詰めて音楽を聴かなくなってしまった。今考えればもったいない話だ。

それで、再びHOUSEに出会う。
四ッ打ちにのせれば何でもHOUSEだ。これはHOUSE発祥の時でもR&Bやディスコを四ッ打ちにのせていたことから考えても正しい解釈だと思う。

いろんな曲を聴いて結局自分が一番好きで聞いたりかけたりしてしまうのはトライバルになってしまう。
これは、民族音楽とベーシストとリズムが主体となって自分の音楽感が構成されているためだと改めて思った。僕の場合、あまりメロディとボーカルは重要視しないのもこの辺りに原因がある気がする。
だって、何と言ってもJAZZで一番好きなのが山下洋輔なのだから。